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相続財産の把握のために必要な資料

最近こんな質問を受けました。今年の春に父が亡くなりました。49日の法要を終え、そろそろ相続の手続きなどを進めようと思うのですが、離れて生活していたため、父がどのような財産を所有していたのか全く分かりません。まずは何から手を付け、どこでどのように確認したらよいでしょうか。

〈回答〉
お父様の財産を把握するためには、まず、ご実家にあるお父様の身の回りの物(お財布、通帳など)の確認が必要です。また、基本的に財産を所有していれば、その財産についての通知やご案内などが、郵便物などの何らかの書面で届くため、お父様の宛の郵便物などが手掛かりになる場合があります。

〈詳細解説〉
以下の財産把握のためにご参考ください。

預貯金:まずは通帳の有無を確認。定期預金があれば、満期のお知らせのハガキが届きます。こうした書類を確認することにより、通帳やキャッシュカードがなくても、どの金融機関と取引があるか把握できます。

不動産:年に一度4月頃に固定資産税の課税通知書が市町村から送られてきます。

有価証券:年に数回、証券会社から取引報告書、配当金支払通知書が送付されます。

生命保険など:ご案内のハガキからも把握することもできますが、通帳の引き落とし先を確認することも重要です。引き落とし先を確認することで、どこの生命保険に加入していか、有価証券、投資信託、またゴルフ会員券の有無も把握することができます。

〈補足〉
相続評価には、財産から控除できる債務の把握も大切です。お父様の税金関係、医療費、葬儀費用なども手元に残しておきましょう。