大切な家族を亡くしたとき、何から手をつればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。家族の死後の手続きには、近親者や勤務先への連絡、葬儀社の手配、市区町村役場への届け出など、悲しみでいっぱいの中でもやらなければならないことがたくさんあります。そのうちの一つに「保険会社への連絡」があります。

保険金を請求するために、いざ保険会社に連絡しようにも、どこの保険会社に連絡すれば良いのか、またそもそも加入していたのかなど、生前に保険の加入状況が整理されていなければ遺された家族はとても困ってしまいます。

かといって、保険の加入状況をしっかりと管理しているという方はどのくらいおられるでしょうか。多くのご家庭では、自動車保険や火災保険、がん保険や生命保険など、各保険会社から様々な保険に加入されていると思います。しかし“出口”は一つではありません。災害や病気などアクシデントは一つでも、ケースによってはいくつもの保険から様々な保険金が支払われることもあります。保険の加入状況が整理されていないと、保険金の請求漏れ が生じることもあります。

そんなことが起きないよう、日ごろから保険の加入内容を一覧表に管理しておくと亡くなった家族が①どこの保険会社に、②どのくらいの保障を、③どんな目的で、④いつからいつまで（保険期間）、⑤どのくらい払っているか、が一目で分かります。加えて、証券番号 や連絡先などをメモしておくと、万一の際にすぐに保険金が請求できます。市販されている「エンディングノート」に書き留めておくこともおすすめします。保険の加入状況の把握や 管理をすることが難しいと感じられる方は、しがサポで「保険管理表」の作成をサポートさ せていただくことも可能ですのでお気軽にご連絡ください。