先代から引き継いだ財産を守ってきた方、自ら財産を築いてきた方、はたまた配偶者やご家族と一緒に財産を築いてきた方、それぞれのいろんな事情で財産を築かれてきたことかと思いますが、その財産を次世代に承継するときに大きな相続税が掛かると知ったら皆さんどう思われますか？

　ほとんどの方はネガティブな感情を持ちます。そこで、相続税の生前対策をすることに意義が出てきます。その生前対策をすることで、一体現状ではどの程度の相続税の負担がありそうなのか、また、どうすれば相続税の負担を抑えることが可能なのか、どの程度の負担の減少を見込めるのか等、そういった効果が見込めます。

　ただ、その相続税を節税するための生前対策ですが、一番重要なポイントは税金をただ減らすことではなく、遺された遺族が争い族にならないように、また遺す方の意思を最大限汲み取ったうえでの対策をすることです。節税のためだけの施策でも、確かに税金の負担を減少させることは出来るでしょうが、遺された遺族が不幸になってしまうのでは本末転倒です。

　そこで相続税の節税対策をするときは、遺産の分け方、相続税の節税施策　この二つのバランスをしっかり取ることが重要なのです。あとはその相続税の納税資金対策まで考えておくことで、しっかりした相続税の生前対策足りえます。

　是非相続税の生前対策をしたい方は、上記の点に気を付けて対策されることをお勧めいたします。

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